厚木市の子育て支援を調べ始めると、制度の名前が多すぎて、どこから手を付ければいいか分からなくなることがあります。手当なのか、施設の話なのか、相談なのか、最初から全部を追いかけようとすると、途中でくたびれてしまうんですよね。
地域情報メディア『厚木のじかん』のエリア担当ライター、櫻井ひでひこです。わたし自身も子育ての経験があり、子どもの年齢が変わるたびに調べ直した記憶があります。支援の種類は大きく「相談」「経済支援」「預かり」「居場所」の四つに分かれていて、そこから見ていくと迷いにくくなります。
この記事では、厚木市の子育て支援を四つの軸で整理しながら、混同しやすい制度名や向かない探し方も一緒に確認します。詳しい条件は各制度の公式情報をご確認ください。
厚木市の子育て支援を四つに分けると見やすい
支援の種類を全部並べると、どれも同じくらい大事に見えて選べなくなります。まず大きく「相談できる場」「お金の支援」「預かり・保育」「親子で使える居場所」の四つに分けると、今の自分の状況と照らし合わせやすくなります。
四つの軸は重なることもあります。例えば医療費助成は「お金の支援」ですが、産後ケアは「相談」と「預かり」の両方にまたがります。制度名より軸で考えるほうが、調べる順番が決まりやすいです。
お金に関わる支援は種類が分かれている
厚木市では、子どもの医療費が18歳の年度末まで自己負担なしで助成されます。所得制限もなく、医療証を窓口に提示するだけで使える仕組みです。条件や除外される場合は市の公式ページで確認しておくと確実です。
児童手当は国の制度ですが、申請先は厚木市の窓口になります。ひとり親家庭には、児童扶養手当のほか市独自の母子等福祉手当金もあり、制度ごとに申請先や条件が異なります。
- 子ども医療費助成
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0歳から18歳年度末まで。所得制限なし。医療証を窓口提示で利用。
- 児童手当
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国の制度。出生後15日以内に市の子育て給付課へ申請が必要。
- 母子等福祉手当金
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ひとり親家庭が対象の市独自の手当。義務教育終了前の児童が対象。
相談できる窓口は一か所ではない
迷いやすいのが、「どこに相談すればいいか」という入り口の部分です。厚木市の相談窓口は目的によって担当課が変わります。
育児の悩みや子どもの発達が気になる場合は、子育て支援センター「もみじの手」(中町2-12-15、電話046-225-2922)が一つの入り口になります。保育士が相談に対応しており、予約なしで立ち寄れる時間帯もあります。詳しい開館状況は公式ページで確認を。
経済的な困りごとや制度の選び方が分からない場合は、市の子育て給付課か、子育てコンシェルジュ(AKC)が橋渡し役になります。制度の窓口と相談の窓口は別々のことが多いので、まず「何が不安か」を絞ってから窓口を選ぶと動きやすいです。
預かりや一時利用は目的で使い分ける
厚木市の一時預かり事業は、育児疲れや急な用事など「緊急・一時的な預かり」を想定した制度です。公立施設は生後5か月から対象で、利用は週3日まで。利用料は年齢クラスによって異なります。
「専用スペースあり」と「空きがある場合のみ利用可」の施設が混在しています。希望する施設に事前に確認しておくと当日に焦らなくて済みます。
- 一時預かり:保育施設での一時的な預かり
- 病児・病後児保育:体調不良時の一時預かり
- 休日保育:土日に対応している施設
- 託児室わたぐも:アミューあつぎ内の一時預かり
親子で行ける場を探すときの見方
厚木市内には児童館が38館あり、誰でも無料で利用できます。平日午前中には乳幼児と保護者向けの「おひさまタイム」が開かれている館もあります。実施日は館によって異なるので、行く前に確認しておくと無駄足になりません。
子育て支援センター「もみじの手」はアミューあつぎ8階にあり、遊び場とサロン室があります。本厚木駅から近いので移動しやすく、わたしの感覚では「まず行きやすい場所から始める」方が続けやすいと感じています。
就園前後で変わる支援の見どころ
妊娠中から就園前までは、産後ケアや相談窓口、一時預かりが中心になります。就園が近づくと、保育認定の申請や幼児教育・保育の無償化が関わってきます。保育コンシェルジュは、園の種類や手続きをまとめて案内してくれる窓口です。
就学後は放課後児童クラブ(市内23小学校区)が関わります。就園前と就学後では窓口と制度が切り替わるので、子どもの年齢が変わる少し前に調べ直す機会を持っておくと安心です。
医療や福祉と重なる支援に気づきにくい
子どもの発達の心配や、家庭の事情が複雑なケースは、通常の子育て支援とは別に「こども家庭センター」が相談の入り口になることがあります。厚木市では健康こどもみらい部のこども家庭センターが担当しています。
療育に関わる相談は「療育相談センターまめの木」が窓口です。障害の有無に関わらず相談できる場合がありますが、対象や流れは変わることがあるため、公式ページか電話での確認が確実。
名前が似ていて混同しやすい制度がある
「子育て支援センター」と「子育てコンシェルジュ」は、どちらも子育ての相談に関係しますが役割が違います。支援センターは施設で直接交流・相談する場、コンシェルジュは制度やサービスの案内役という橋渡しの機能です。
「保育コンシェルジュ」と「子育てコンシェルジュ(AKC)」も別物です。保育コンシェルジュは就学前施設の案内、AKCはより広い子育てサービスの情報提供を担います。

名前が似ている制度は、担当課を確認してから問い合わせると確実です
よくある勘違いと向かない探し方
「医療費が無料」と聞いて安心してしまいがちですが、自由診療や健診費用、予防接種は対象外になります。また、他の医療費助成制度を受けている場合は対象外になることも。細かい条件は申請前に市の窓口で確認が必要です。
まとめサイトの情報は、制度変更があった後に古いまま残っていることがあります。特に所得条件や申請期限は変わりやすい部分なので、最終的には市の公式ページか窓口で確かめる流れが無理がありません。
公式情報を手元に残しておく方法
厚木市の子育て情報は、公式サイトの「子育て・教育」カテゴリにまとまっています。また、「厚木市子育てガイド おおきくなぁーれ」という冊子が市内の保育課窓口や地区公民館などで配布されています。
「相談したい」「お金が心配」「預ける場所を探している」のどれかに当てはめる。
市の公式サイトで担当課を確認し、電話番号をメモしておく。
「おおきくなぁーれ」は配布窓口が複数あるので、近くで受け取れる場所を確認しておく。
今日から始めるなら、この一歩だけでいい
全部を一度に調べようとしなくて大丈夫です。まず「今いちばん気になっていること」を一言で書き出してみると、四つの軸のどこに当てはまるか見えてきます。今日の夜、手帳やスマートフォンのメモに「相談なのか、お金なのか、預かりなのか」を書き留めるだけでも、次の動きが決まりやすくなります。
わたしも子どもが小さい頃、制度の名前をいくつか書き出してから市の窓口に電話したことがあります。「これを聞きに来た」という一言があるだけで、担当の方も案内しやすそうで、話が早かった気がしています。
厚木市の子育て支援は種類が多い分、一度に全部を把握しようとすると疲れます。今の自分の段階に合うところだけを先に確認して、あとは必要が出てきたら調べ直す、そのくらいの気持ちで動いてもらえたらうれしいです。













