厚木市内で病院を探そうとしたとき、一覧を見ながら「結局どこへ行けばいい?」と止まってしまった経験がある方は多いと思います。診療科が似ていても病院とクリニックでは役割が異なりますし、駅から近い場所がいいのか、車で行けて駐車場があるほうがいいのかは、生活動線によってかなり変わります。
『厚木のじかん』でエリアを担当しているライターの櫻井ひでひこです。厚木市に住んでいて、平日は車で動くことが多く、通いやすさを最初に気にするくせがあります。病院選びも同じで、評判より「行きやすいか」「何を確認すれば当日に焦らなくて済むか」をまず考えます。
この記事では、厚木市で受診先を探すときに迷いやすい点を順番に整理します。病院とクリニックの違い、診療科の見分け方、休日夜間の確認先、相談ダイヤルの使い方まで含めて書きます。
最初に迷いやすいのが、どこへ行くかの順番
病院の一覧を眺め始めると、すぐに「どう選ぶか」に迷います。名前を見ても診療科が多すぎて、自分の症状がどこに当たるかはっきりしない。そのまま上から読んでも、決め手がなかなか見つかりません。
まず「病院」に行くべきか「クリニック(診療所)」に行くべきかを整理すると、その先がずいぶん見えやすくなります。
病院とクリニックは役割がちがいます
医療法の定義では、入院ベッドが20床以上あるものを「病院」、それ未満を「診療所(クリニック)」と区別します。どちらが上か下かという話ではなく、役割の違いです。
- クリニック(診療所)
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日常的な症状や継続的な通院に対応。かかりつけとして使いやすい規模感。
- 病院(20床以上)
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入院や専門的な検査・治療が必要な場合に対応。紹介状が必要になる場面もある。
体調不良の初診であれば、まず近くのクリニックを受診して状況を確認し、必要があれば病院へ紹介してもらう流れが一般的です。厚木市立病院のような規模の施設は、かかりつけからの紹介を前提とした診療体制をとっている場合があります。受診前に各医療機関の公式サイトで確認しておくと確実です。
診療科が似ていてもカバーする範囲がちがう
「内科」と一言でいっても、消化器内科・循環器内科・呼吸器内科など、専門分野はかなり分かれています。一覧に「内科」と出ていても、得意領域が異なるケースは普通にあります。
迷いやすいのが、症状がはっきりしない場合です。頭痛・倦怠感・微熱などは内科でも対応できますが、整形外科や耳鼻科のほうが適切なこともあります。
「何科に行けばいいか分からない」と感じたときは、まずクリニックで相談してみる方法があります。症状によっては、必要な診療科や医療機関を案内してもらえる場合があります。
駅から行くか車で行くかを先に決める
本厚木駅の周辺には、徒歩圏内にある内科・整形外科・皮膚科・眼科などのクリニックが複数あります。電車やバスで通院するなら、駅からの距離を先に確認するのが効率的です。
一方、車で動くことが多い方は、駐車場の有無と台数が気になるところ。わたしも、場所は近くても「駐車場が少ない・入り口が分かりにくい」と感じると後回しにしてしまうことがあります。通院が継続する場合は特に、最初に駐車場を確認しておくほうが後から楽です。

駐車場の台数は各医療機関の公式サイトで先に確認すると安心です
受付終了と診療終了は別の時刻です
一覧で表示される時間が「受付終了」なのか「診療終了」なのかは、掲載サイトによって異なります。受付終了の30分前には来院を求めているケースもあり、ギリギリに行くと受付が終わっていた、という失敗が起きやすい部分です。
受付終了と診療終了は別物として確認することが、無駄足を避けるための一番確実な方法。各医療機関の公式サイトかお問い合わせ先で確認するのが確実です。
紹介状が必要になるのはどんな場面か
大きな病院へ初診で受診する場合、紹介状なしだと「選定療養費」として別途費用がかかることがあります。厚木市立病院のような地域の中核病院では、他の医療機関からの紹介を優先する体制をとっている場合があります。
紹介状がない場合でも受診できることはありますが、費用と待ち時間の両面で負担が増える可能性があります。緊急性のない症状であれば、かかりつけのクリニックから紹介してもらうルートも検討しやすいです。受診前に、紹介状の要否と選定療養費の有無を公式サイトで確認しておくと安心です。
休日・夜間に備えて確認しておきたい窓口
厚木市には「厚木市休日夜間急患診療所(メジカルセンター)」があります。厚木医師会が運営する初期救急の窓口で、入院の必要のない急病の方が対象です。場所は厚木市立病院に隣接した厚木市水引1-16-45、電話番号は046-297-5199です。
- 診療科目
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内科・小児科
- 受付時間(月~金)
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19時~21時30分
- 受付時間(土曜)
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18時~21時30分
- 受付時間(日・祝・年末年始)
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9時~11時30分、14時~16時30分、18時~21時30分
施設内はバリアフリー対応で、授乳室・ベビーベッド・幼児コーナーもあります。駐車場は障がい者用を含め10台分あり、満車の場合は市立病院第2駐車場を案内している場合があります。駐車場の利用条件や料金は変わることがあるため、車で行く場合は事前に公式情報を確認しておくと安心です。
年末年始・インフルエンザ流行期・ゴールデンウイークは混み合うことがあります。処方される薬は1日分程度が目安とされているため、翌日以降はかかりつけ医での受診が必要になる場合があります。治癒証明書の発行も行っていないため、学校や職場に必要な方は別途かかりつけ医へ依頼してください。診療時間や受け入れ状況は変わることがあるため、受診前に公式情報を確認するようにしてください。
迷ったときはまず電話で相談できます
厚木市には「あつぎ健康相談ダイヤル24」という無料の電話相談窓口があります。医師・保健師・管理栄養士・心理カウンセラーなどの専門スタッフが24時間・年中無休で対応します。
「病院に行くべきか分からない」「夜間に受診できる医療機関を知りたい」「育児や介護のことを相談したい」など、受診前の迷いに幅広く対応しています。利用できるのは厚木市民の方々で、名前と年齢を告げて使います。電話番号は0120-31-4156(通話料無料)、携帯電話・PHSからも利用できます。
サービスの内容や利用条件は変わることがあります。最新情報は厚木市健康医療課(046-225-2174)または厚木市の公式サイトで確認してください。
家族の受診先を探すときに見落としやすい点
子どもの受診先を探すときは「小児科があるかどうか」がまず気になりますが、小児科を標榜していても、対応できる年齢・症状の範囲はクリニックによって異なります。事前に電話で確認すると安心です。
高齢の家族が通院する場合は、バリアフリー対応・駐車場の広さ・付き添いのしやすさなども確認しておくと、続けて通えるかどうかが見えやすくなります。行きやすいかどうかは、通院が長期になるほど影響が大きいですよね。
よくある失敗と知っておきたい注意点
「診療時間内に行ったのに受付が終わっていた」というのは、わたしの周りでも聞く失敗です。受付終了は診療終了より前に設定されていることが多く、余裕を持って向かわないとそのまま引き返すことになります。
休日夜間急患はあくまで急病への対応が目的です。慢性症状や軽症の場合は、平日のクリニックで相談するほうが合っているケースもあります。また、災害時にはメジカルセンターが医療救護所に切り替わり、休日夜間急患診療が行われない場合があります。この点も頭の片隅に置いておくと安心です。
公式情報をどこで確認するか
厚木市の医療機関情報は、厚生労働省が運営する「医療情報ネット(ナビイ)」で診療科・診療日・受付時間を確認できます。休日夜間対応の情報は、厚木市の健康福祉に関するページに掲載されています。
医療情報ネットや各医療機関の公式サイトで診療科・受付時間・休診日を確認する。
電車・バス・車・自転車のどれで行くかを先に決め、駅からの距離か駐車場の有無を絞る。
予約が必要かどうか、初診に紹介状が必要かどうかを各医療機関に直接確認する。
迷いを減らしてから動くと、当日が楽です
今日、受診先を探している方がいたら、一覧を眺めるより先に「通院手段」と「受付時間」だけ先に絞ってみてください。この2点が決まると、候補はかなり絞れます。
わたし自身、病院選びで正直いちばん後悔したのは「駐車場が満車で焦った」経験です。それ以来、初めて行く医療機関は駐車場の台数と入り口を事前に確認するようにしています。あつぎ健康相談ダイヤル24のような電話相談窓口があることも、家族みんなで知っておくと心強いと感じています。
まずは1か所だけ、気になる医療機関の公式サイトを開いて受付時間と駐車場だけ確認してみてください。週末のうちにメモしておくだけで、いざというときに動きやすいですよ。













