免許を返納しようと思ったとき、最初に迷うのは「どこに行けばいいのか」ということだと思います。家族で話題になっても、警察なのか市役所なのか、そもそも何を持っていけばいいのか、整理できないまま時間が過ぎてしまうことがあります。
わたしは『厚木のじかん』でエリアの生活情報を書いている、ライターの櫻井ひでひこです。厚木市に住んでいて、仕事柄いろいろな手続きや窓口を確認する機会があります。自分でも親の話題になったときに調べた経験があるので、同じように迷っている方の整理になればと思い書きました。
この記事では、手続き先・必要なもの・返納後の身分証・厚木市での移動手段、この順番で確認できるようにしています。制度は変わることがあるため、最終的な確認は公式窓口でお願いします。
返納を考えるときに迷いやすいこと
よく迷うのが、「どこに相談すればいいか」という最初の一歩です。市役所が窓口だと思っている方も多いのですが、免許の手続きは基本的に警察署か運転免許センターが担当していて、市役所では返納の受付はしていません。
厚木市の場合、最初の相談先は厚木警察署(046-223-0110)になります。ここで受付や相談ができると、厚木市の公式サイトにも案内があります。
自主返納と失効は別のことです
「返納」と「失効」は混同されやすいのですが、仕組みが違います。自主返納は、有効な免許を本人が自分の意思で申請して取り消してもらうことです。失効は、更新を忘れたり更新期限が過ぎてしまった場合に免許の効力が自然に切れることを指します。
この違いは、返納後の運転経歴証明書の申請にも関係します。失効した状態で放置すると、経歴証明書の申請期間が過ぎてしまうことがあるので、気になる方は早めに確認しておく価値があります。
手続き先は警察署と免許センターの二択
厚木市に住んでいる場合、返納の手続きができる場所は主に二つです。
- 厚木警察署(住所地管轄の警察署)
- 神奈川県運転免許センター(二俣川)
警察署は近くて行きやすい反面、受付は平日のみで、運転経歴証明書の交付まで日数がかかります。免許センターは即日交付が可能ですが、二俣川まで出向く必要があります。どちらを選ぶかは、証明書をいつ必要とするかによって変わってきます。
持ち物と事前準備で確認したいこと
返納の当日に必要なものは、窓口によって多少変わる場合があります。ここでは一般的な確認事項を整理しておきます。事前に窓口へ電話して確認しておくと、当日に焦らなくて済みます。
- 返納する運転免許証
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有効な免許証を持参します。紛失している場合は事前に窓口へ確認が必要です。
- 運転経歴証明書を同時申請する場合
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写真1枚(縦3cm×横2.4cm)が必要です。サイズは証明写真機の規格と異なるため注意が必要です。
- 申請書類
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取消申請書や経歴証明書交付申請書は警察署・免許センターに置いてあります。
運転経歴証明書が必要になる場面
返納後、身分証として使えるものが手元から消えてしまうのが不安、という声をよく聞きます。運転経歴証明書は、免許証と同じサイズのカードで、銀行口座の手続きや公的な本人確認に使えます。平成24年4月以降に交付されたものは、金融機関での本人確認書類として有効と定められています。
申請できるのは、自主返納から5年以内です。返納したあとで「やっぱり欲しい」と思っても、時間が経ちすぎると申請できなくなります。返納と同時に申請するのが一番手間がありません。
返納後の身分証で困りやすいケース
運転経歴証明書を取得していれば大きな問題になりにくいのですが、返納後にマイナンバーカードを持っていない方は手元に証明書がなくなります。マイナンバーカードをすでに持っている場合は、経歴情報をICチップに記録して「マイナ経歴証明書」として使う方法もあります。
使いやすいカードがどれかは、普段の生活で何が必要になるかによって変わります。窓口で「どの形で持つか」も一緒に確認しておくと、後で手間が減ります。
厚木市で車なしの移動を考えるとき
車に頼ってきた生活が変わるのは、やはり簡単な話ではありません。厚木市内は神奈中バスが走っていますが、路線によっては本数が少ない地区もあります。
厚木市には、70歳以上の方向けに神奈中バスの割引乗車券購入費を助成する「かなちゃん手形」があります。また、85歳以上の方や、免許を持たない70〜84歳の方を対象とした高齢者タクシー助成(年間48枚・1枚400円分)もあります。いずれも対象や申込み時期があるため、詳細は福祉総合支援課(046-225-2220)へ確認してみてください。

タクシー助成は条件を確認してから動くと安心です
家族で話し合うときに見落としやすいこと
わたしも親のことが話題になったとき、最初に「どこに電話すればいい」という点でひと手間かかりました。手続きの流れよりも前に、「本人と一緒に窓口に行けるか」「代理で動く場合は何が必要か」を先に調べておくと、当日がスムーズです。
代理での手続きには委任状と代理人の身分証明が必要になる場合があります。詳細な条件は事前に厚木警察署へ確認するのが確実です。
手続き前に公式情報を確認する方法
制度の詳細や受付時間は変わることがあります。神奈川県警察の公式サイトに「運転免許の申請取消し」のページがあり、手続き場所・受付時間・必要書類が掲載されています。まず一度確認しておくと、窓口に電話したときも話が通りやすくなります。
よくある失敗と気をつけたいこと
先に結論を言うと、いちばんよくある失敗は「写真のサイズを間違えて当日に持参できなかった」というケースです。通常の証明写真のサイズ(縦4cm×横3cm)ではなく、縦3cm×横2.4cmが必要になります。撮影前にサイズを確認してから写真機に向かうことをおすすめします。
また、「失効した後でも返納できる」と思っている方がいますが、失効した免許は自主返納の手続きができません。失効と返納は別の扱いになるため、まだ有効な場合は手続きの窓口を確認するのが先です。
向かないケースと受付外の状況
自主返納の手続きができないケースがあります。免許の有効期間が切れている場合、免許の取消処分の基準に該当している場合、また一部の種別だけを返納したい場合も経歴証明書の申請対象外になります。
「自分の状況がどれに当たるか分からない」という場合は、事前に厚木警察署へ電話で確認しておくのが一番手間が少ない動き方です。
返納を考えているみなさんへ
まず今週、写真のサイズを調べながら、必要な持ち物を紙に書き出してみるだけでも動きやすくなります。厚木警察署への電話も、メモを手元に置いてから一本かけるだけで、かなりすっきりすることが多いです。
手続きそのものより、その後の移動の段取りのほうが時間がかかると感じています。タクシー助成やかなちゃん手形のことも、家族と一緒に確認しておくと、話し合いが一気に具体的になります。それがいちばん次の一歩になりやすいと思っています。
この記事が、迷いを少し減らすきっかけになったらうれしいです。最初の一歩として、紙に「厚木警察署・046-223-0110」と書いておくところから始めてみてくださいね。
手続きの流れ・受付時間・持ち物を事前に確認します。番号は046-223-0110です。
写真サイズは縦3cm×横2.4cmです。経歴証明書も同時申請する場合は撮影前にサイズを確認します。
警察署での交付は後日(概ね数日)、即日が必要な場合は二俣川の免許センターも選択肢になります。













