エアコンをそろそろ替えたい、あるいは初めて設置しようと考えたとき、「厚木市で助成金が使えるらしい」という話を耳にして調べ始めても、何がどこに当てはまるのかすぐには分からない、という場面があると思います。
厚木のじかんのエリア担当ライター、櫻井ひでひこです。わたし自身、自宅や院のエアコンを見直すたびに「省エネの補助なのか、福祉の支援なのか」で迷った経験があります。制度の分かれ方を先に頭に入れておくと、窓口への問い合わせが一回で済みます。
この記事では、厚木市でエアコンに関する助成を探すときに必要な「制度の種類の分かれ方」と「申請前に確認しておきたいこと」を順番に整理していきます。
厚木市で制度を探すときの分かれ道
エアコンに関する助成は、大きく二つの方向から考えると整理しやすいです。一つは省エネ・環境政策の一環として実施される買換え補助、もう一つは福祉・生活支援の一環として実施される設置助成。窓口も、対象世帯の条件も、全く別の仕組みです。
この二つを混同したまま問い合わせると、「それはうちの担当ではない」と別の窓口へ回されることになります。
省エネ家電の買換え補助とはどんな制度か
厚木市では令和6年度(2024年度)に、古いエアコンや冷蔵庫から省エネ性能の高い機器へ買い換えた市民を対象に「省エネ家電買換え奨励金」を実施しました。購入・設置費用の2分の1、上限5万円が対象で、先着400件に達した時点で受付終了となっています。
令和7年度以降に同様の制度が実施されるかどうかは、毎年度ごとに厚木市の公式サイトで確認が必要です。過去の実績があるからといって、今年も同じ条件で動いているとは限りません。
福祉支援の助成はどこが違うのか
熱中症対策の観点から、高齢者世帯や障がいのある方の世帯、住民税非課税世帯などを対象にエアコンの設置費用を助成する制度が、各地の自治体で設けられています。目的が「健康と命を守ること」なので、省エネ性能の条件よりも、対象世帯の属性が判断の中心になります。
厚木市での実施状況は福祉総合支援課や社会福祉協議会への確認が必要です。制度として存在するかどうか、対象となる世帯条件、申請時期は、電話や窓口で直接聞くのが一番確実です。
対象になりやすい世帯と外れやすい例
省エネ補助の場合、厚木市内に住民登録があること、市内の自宅への設置であること、対象となる省エネ性能の基準を満たした機器への買換えであることが主な条件です。
- 賃貸住宅への設置(大家の所有物のため対象外になることがある)
- 市外居住者による厚木市内の物件への設置
- 事業所・店舗への設置(個人向けと制度が別になる)
- 省エネ基準を満たさない機種への買換え
「自宅に設置する」という条件は一見シンプルですが、持ち家か賃貸かで扱いが変わることがあります。購入前に条件を確認しておくと安心です。
購入前と購入後で申請できるかが変わる
迷いやすいのが、「買った後でも申請できるのか」という点です。省エネ補助の多くは購入・設置後に申請する形が一般的ですが、制度によっては購入前の事前申請が必要なケースもあります。
購入後は申請不可という制度もあるため、気になった制度は購入前に窓口へ確認しておくことを強くすすめます。家電量販店のスタッフに「補助が使えますよ」と案内されても、その補助の申請条件は量販店側では把握していないことがあります。
申請先はどの窓口になるのか
制度の種類によって、問い合わせ先が変わります。省エネ・環境系の補助は環境政策課が窓口になることが多く、福祉支援系は福祉総合支援課または社会福祉協議会が対応窓口になります。
- 省エネ・買換え補助
-
厚木市 環境政策課(カーボンニュートラル・省エネ関連)
- 福祉・熱中症対策支援
-
厚木市 福祉総合支援課または厚木市社会福祉協議会
わたし自身、最初に「どこに電話すればいいのか」で少し迷いました。省エネ系か福祉系かを先に判断してから問い合わせると、たらい回しにならずに済みます。
必要書類で見落としやすい点
申請に必要な書類は、制度によって細かく異なります。共通して求められやすいのは、購入・設置時の領収書(日付・品名・金額が明記されているもの)と、住民票または公共料金の明細など居住確認ができる書類です。
見落としやすいのが、機種の型番や省エネ性能を示すカタログ・仕様書です。省エネ補助では、対象の性能基準を満たしているかどうかを申請者が証明する必要があるため、購入時の資料は捨てずに手元に置いておきましょう。
予算終了と受付時期のズレに注意
令和6年度の省エネ家電買換え奨励金は、先着400件に達した時点で受付終了になりました。開始から数日で予算上限に達したという情報もあり、制度が始まった直後から応募が集中しやすい性格の補助です。
制度の開始時期と、エアコンが必要になる時期(特に梅雨明け前後)が重なるとは限りません。急に暑くなって慌てて調べ始めると、すでに受付が終わっているケースもあります。春先から市の公式サイトを確認しておく価値があります。
家電量販店の案内だけで動かない理由

量販店の「補助対応機種」表示は、制度の申請可否とは別の話です
家電量販店のPOPやスタッフの案内で「この機種は補助が使えます」と言われることがあります。ただ、補助対応機種であることと、あなたの世帯が申請の対象になることは別の話です。
購入前に市の窓口で「対象になるか」を確認してから動くのが、わたしには合っています。量販店で話を聞きながら、当日に窓口へ電話する余裕があればなお安心です。
よくある失敗と対象外になりやすい場面
制度の存在を知って「使えるだろう」と購入を進めたものの、世帯条件を満たしていなかった、あるいは申請期間が終了していたというのが多いパターンです。
省エネ補助か福祉支援かを先に判断する。
実施有無・受付期間・対象世帯を確認する。
世帯条件・申請タイミング・必要書類を確認する。
領収書・型番書類を手元にそろえてから申請する。
「申請前に未着手であること」が条件の制度では、購入後に申請しても対象外になります。この確認を省いたまま動いてしまうのが、いちばん多い失敗です。
厚木市の公式情報を確認するための場所
厚木市の公式サイトでは、環境政策課のページに補助金・助成金の一覧が掲載されています。毎年度更新されるため、年度が変わったタイミングで内容を見直す習慣をつけておくと動きやすいです。
福祉支援系は市の福祉総合支援課のページのほか、厚木市社会福祉協議会のサイトにも情報が載ることがあります。両方を確認しておくと、見落としが減ります。
今日からできる一歩の踏み出し方
今週末に少し時間があれば、厚木市の公式サイトで「省エネ家電」または「エアコン 補助」と検索してみてください。実施中の制度があれば概要が出てきますし、なければ次の年度を待つ判断ができます。
「制度があるなら使いたい、でも今すぐ買わないと間に合わない」という場面は実際にあります。そういうときこそ、窓口に電話して「今から買っても申請できますか」と一言確認するのがいちばん早い。わたしはそのひと手間で、後から「申請できたのに」とならずに済んだことが何度かあります。
エアコンを新しくした日の夜、少し涼しくなった部屋で「ああ、替えてよかった」と思える時間になったらうれしいです。













