「事前申請サービスって、何ができるんだろう」と思ったまま、結局よく分からずに市役所へ行く——そういう経験、ありませんか。手続きの種類によって、オンラインで完結するものと、どうしても窓口へ行く必要があるものとで大きく違います。平日に何度も動けないなら、この違いだけでも先に整理できると楽です。
厚木市在住で、地域情報メディア『厚木のじかん』のエリア担当ライターをしている櫻井ひでひこです。整体院の経営をしながら、市役所関係の手続きはなるべく来庁前に準備を済ませておく派です。今回は、厚木市の電子申請サービス(e-kanagawa)を中心に、手続きの流れと確認先をまとめました。
対象手続きの考え方、必要書類が変わりやすい場面、家族分を一緒に進めるときの注意、よくある失敗の順で整理します。出かける前に、対象手続き・必要書類・受け取り方法の3つだけでも公式ページで確認しておくと安心です。
厚木市の電子申請とはどんなサービスか
厚木市が使っている電子申請システムは「e-kanagawa」といい、神奈川県と県内市町村が共同で運営している電子申請の仕組みです。パソコンやスマホから利用でき、手続きによっては来庁前に申請や届出を進められます。
「事前申請サービス」という言葉は公式の固有名称ではなく、来庁前にオンラインで手続きの一部または全部を進められる仕組みの総称として使われることが多い表現です。何ができるかは手続きの種類によって異なります。
オンラインで動かせる手続きのざっくりした考え方
正直なところ、全部の手続きがオンラインで完結するわけではありません。「申請はオンラインで受け付けるが、証明書は郵送または窓口で受け取る」「一部の書類だけ先に提出できる」という手続きもあります。
大きく分けると、次の三つのパターンで考えると分かりやすいです。
- ①申請から通知までオンラインで進むもの
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申請・審査・通知などをオンラインで進められるものです。手続きによっては、郵送や窓口への出向きが不要になる場合があります。
- ②申請はオンライン、受け取りは別途
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証明書の交付が伴う手続きでは、郵送や窓口での受け取りが必要になる場合があります。受け取り方法は各手続きの説明で確認しておきたいところです。
- ③来庁が前提で事前準備のみオンライン
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窓口での本人確認や手渡しが必要な手続きは、来庁そのものは省略できないことがあります。
対象手続きを申請前に見ておきたい場所
厚木市公式サイトには「市で随時インターネットから申請・届出ができる手続一覧」というページがあります。くらし・子育て・医療福祉・介護・教育・選挙など、分野ごとに手続きが並んでいるため、自分が探している手続きがオンライン対応しているかを確認できます。
確認先は、厚木市公式サイト内の電子申請に関するページです。掲載内容は随時更新されるため、以前見たことがある人も、実際に申請する前にもう一度見ておくと安心です。
e-kanagawaの基本的な申請の流れ
初めて使う場合は、システムへのアクセスから利用者登録、申請入力、申込内容の確認という流れになります。
手続き一覧から探すか、キーワードで検索します。手続き名が分かっている場合は、検索欄から探すと早いです。
利用者登録をしておくと、次回以降の入力が楽になる場合があります。手続きによっては、登録なしで進められるものもあります。
手続きによっては、本人確認書類や添付書類の画像・PDFなどが必要になる場合があります。
申請後は、メールやシステム上の申込内容照会で状況を確認します。手数料が発生する手続きでは、支払い案内が届いてから決済へ進む場合があります。
手数料の支払い方法は、手続きによって利用できる方法が異なります。クレジットカード、インターネットバンキング、スマホ決済などに対応する場合がありますが、実際に使える決済方法は各手続きの支払い画面で確認してください。なお、電子納付では領収書が発行されない場合があるため、領収書が必要な用途では事前確認がおすすめです。
マイナンバーカードが必要になる手続きの見分け方
手続き一覧の中には、マイナンバーカードによる電子署名が必要なものがあります。本人であることをオンライン上で確認するための仕組みで、カードや電子証明書の状態によっては申請を進められない場合があります。
スマホで署名を読み取る場合は、機種によって対応・非対応があります。iPhoneとAndroidで確認方法が異なるため、e-kanagawaの操作マニュアルで自分の端末が対応しているかを先に見ておくと、申請の途中で止まりにくくなります。

マイナンバーカードをまだ持っていない方は、必要な手続きかどうかを先に確認しておくと安心です。
本人確認で手続きが止まりやすい場面
迷いやすいのが、本人確認書類の「1点でよいのか、2点必要なのか」という部分です。税証明など一部の手続きでは、複数の本人確認書類が必要になる場合があります。1点だけ添付して申請すると、差し戻しや再申請になることもあります。
確認書類の種類(マイナンバーカード・運転免許証・パスポートなど)は手続きによって異なります。申請前に各手続きのページで必要書類の欄を一度確認しておくと安心です。
窓口への来庁が必要になるケース
オンライン申請が可能な手続きでも、証明書の受け取りは窓口か郵送になる場合があります。コンビニ交付が使えるものもありますが、対象となる証明書や利用条件は限られています。
また、マイナンバーカードの受け取り、転入届、特定の本人確認が必要な手続きなどは、来庁が必要になる場合があります。「オンラインで申請したのに結局行く必要があった」という行き違いを避けるためにも、手続き説明の「受け取り方法」「来庁の要否」は先に見ておきたいところです。
- マイナンバーカードの受け取り
- 転入届など住所変更に関わる手続き
- 窓口での本人確認が必要な手続き
- 即日交付が必要な証明書の受け取り
家族分を一緒に進めるときに確認したいこと
わたし自身、娘の書類も一緒に処理できないかと思って調べたことがあります。原則として、オンライン申請は本人または法定代理人が行うものとして案内されている手続きが多く、家族の代わりに申請する場合は、委任状や代理人の要件が必要になることがあります。
本人以外が手続きを進められる範囲は、手続きの種類によって異なります。「家族の分だから大丈夫だろう」と進めると、後から書類の不備や再申請が必要になることも。家族分を含む場合は、各手続きの代理申請の可否を公式ページで確認してください。
スマホとパソコンで操作感が違う場面
e-kanagawaはスマホでも使えますが、マイナンバーカードの電子署名が必要な手続きは、端末ごとに読み取り対応の確認が必要です。スマホの機種や設定によっては、カードの読み取りでつまずくことがあります。
また、添付書類のアップロードが必要な場面では、スマホからだと写真の画質や形式の確認がパソコンより見えにくいことがあります。初めて手続きをする場合は、パソコンのほうが全体像を確認しやすいかなと感じています。
操作に迷ったときの問い合わせ先
e-kanagawaの操作に関しては、専用のコールセンターが設けられています。手続きの内容ではなく「システムの使い方が分からない」という場面で活用できます。
| 区分 | 連絡先・受付時間 |
|---|---|
| 固定電話から | 0120-464-119(無料) |
| 携帯電話から | 0570-041-001(有料) |
| 受付時間 | 午前9時~午後5時(土日祝・年末年始を除く) |
手続きの内容そのものへの質問は、各手続きを所管する課へ確認するのが基本です。問い合わせ先は、厚木市公式サイトの該当ページやe-kanagawaの手続き説明に記載されている連絡先を確認してください。
よくある失敗と向かないケース
見落としやすいのが、「申請は受け付けてもらえたが、証明書の交付に数日かかる」という点です。急ぎで証明書が必要な場合は、窓口での即日交付やコンビニ交付のほうが現実的なこともあります。
また、利用者登録や申請時のメールアドレスを間違えると通知が届かず、審査結果や支払い案内に気づけないことがあります。登録直後に確認メールが届くかチェックしておくと安心です。
向かないケースをまとめると、当日中に証明書が必要・本人確認が対面必須・委任状が別途必要な代理申請、といった場面です。このあたりは先に判断しておくと、来庁日を無駄にしにくくなります。
今週末、まず一つだけ確認してみませんか
今日この記事を読んでいるなら、何かしら手続きが頭にある状態だと思います。まず厚木市公式の手続一覧ページを開いて、自分の手続きがオンライン対応しているかどうかだけ確認してみてください。それだけでも、来庁が必要かどうかの見通しが立ちます。
わたしも以前、来庁してから「この手続きはオンラインで済んだんだ」と気づいたことがあります。確認に10分もかからなかった内容だったので、そのときは少し惜しいと感じました。週末に一度だけ、手続き名で検索してみる。それだけで当日の動きが変わります。
平日に何度も動けない方ほど、来庁前のこの10分が効いてきます。無理なく一歩動けたなら、それでじゅうぶんだとわたしは思っています。













